岩手には初めてきたけど、美しいところ。
雪を抱いた岩手山は雄々しく優しく、人々を見守っている。
俺たちアメリカ人にとってWindy Cityといえば、シカーゴ イリノイの事なんだが、ここ岩手県も負けてはいない。
沿岸部から内陸部まで、強風、突風、また強風。
お世話になっている遠野市には「風の丘」と銘打った道の駅があるのだが、実は県内全域的に風のなんとかw
俺が若い頃過ごした福岡でいえば、毎日途切れなく春一番が吹き荒れているような感じ。
今日は日曜日、そんな風の中を盛岡市に向けて走った。
こちらに来てから、「バイク」というものを全くと言っていいほど目にしなかったんだが、今日は良いお天気のせいか、70kmほどの道のりの中で、何台ものバイクとスレ違った。
v(・∀・)yaeh!
ヤェーするのも久しぶりだ。
盛岡に来たのは、二つの理由があったから。
一つは、夕方から岩手の活動母体
「盛岡アレルギーっ子サークル ミルク」の方と会って、俺が考えている活動方針の説明をするため。
昨日土曜日は、4件の支援物資配達があったのだが、そんな中でやっぱり広報のやり方の見直しの必要性を感じた。
その後で、テレビの取材も受けるらしい。
もう一つの理由は、教会に行くため。


強い漢になりたいと、雀鬼流高槻塾道場生の末席に加わらせていただいている俺だが、まだまだフニャチン。毎日涙を堪えるのに必死になっている。
今日は、アメリカ人のクリスチャンの一面を出す日だと割りきって、盛岡バプテスト教会に行く事にした。
教会に着くともう礼拝が始まっていた。
案内されて座ったとたん、涙が溢れて止まらなくなった。
岩手入りして最初の日記に、帰りに泣きました、と書いた。
泣いちゃダメ、笑顔で頑張りましょう、というコメントをいただいた。
その通りだと思う。
被災した方々が泣かずにおられるのに、奉公人がメソメソしててどうなる。
そう思って1週間努めて明るく過ごした。
冗談なんか本当は言いたくないのに、楽しそうに振る舞った。
今日は、訳もわからず泣き続けた。
恥ずかしかったけど、いっぱい泣いたので、きっと明日からも(正確にはこの後のミーティングから)元気なふりして働けるはず。
盛岡に行ってくる、お土産は何がいい?って聞くと、シュークリームのリクエスト。

盛岡の街はまさにいつも通りの「日常」に包まれている。
募金箱も見当たらない。
お店のお嬢さんたちの笑顔がまぶしい。
被災地のお嬢さんたちも、早くこんな風に笑えたら……。
早く、なんて事があり得ない事だと気付いて、また泣きそうになった。(かろうじてセーフ)

1週間一緒に過ごしたAさん。
昨日どしゃ降りの中、東京に帰っちゃった。
お疲れ様でした。
ありがとうございました。
泣きそうになった俺を(i_i)\(^_^)してくれたね。
そんなあなたが、あの家の写真を見せながら、オイオイと泣き出したのは、やっぱり俺の気持ちと同じ感じだったのでしょう。
ご苦労様でした。
GWには、また来てください。
さぁ、そろそろ切り替えて頑張ります!